年末年始は忘年会がポロポロと入ってたけど、比較的早く帰宅することが多かったので映画を見る時間がそれなりにあって、久しぶりの「俺たちシリーズ」を視聴した。
「俺たちシリーズ」といっても邦題に「俺たち」がつくものをそう呼んでいる(呼ばれている)ので、全く関係のないものをあったりして、例えば「ホット・ファズ – 俺たちスーパーポリスメン!」なんかはコメディーということ以外に関係性はまったくない。サイモン・ペグ脚本・主演なので面白い映画なんだけど、そもそもイギリス映画なので、放題を決める方が「俺たち」を採用しただけで他のシリーズと制作陣や出演者も何ら関係がない。
とはいえ「俺たちシリーズ」の定義自体が曖昧であり、あくまでも主観で分類してる。ざっくりいうと以下の3つが条件かなと思っている。
- アメリカのコメディー映画
- ウィル・フェレル(もしくはそれに近い俳優)が出演してる
- アダム・マッケイが制作スタッフに入っている
俺たちシリーズで好きなのは、ダンクシューターとアザー・ガイズ。
ダンクシューターは相当面白い。Outkastのアンドレ・ベンジャミンも出てるし、70年代後半のNBAを目指すバスケットボールチームっていう設定もHIPHOP好きの人には楽しめる要素だと思う。
他の「俺たちシリーズ」の作品のレビューは今後書いていこうと思うので気長にお待ち下さい。
前置きが長くなったけど「俺たちシリーズ」と「シャーロック・ホームズ」という大好きな要素を2つくっつけた作品なので面白くないわけがない。かなりいい作品で個人的には大満足してる。この投稿を書くためにネットで調べてみたけど、この映画かなり酷評されてるんだねwww
まぁその理由はわからなくもないけど、たぶんロバート・ダウニーJrのシャーロック・ホームズとかと同じ目線で評価してるのかな?それならそもそもの評価基準が違うような気がするんだけどね。アメリカの加トちゃんケンちゃんくらいな感覚で見ないと面白くないんじゃないかな。
ホームズはどの作品でも風変わりな変人として、ワトソンはホームズに振り回される誠実な医師として描かれるけど、この映画の一番いい部分はワトソンをおバカに描いているところだと思う。結構な本数ホームズ関係の映画みたけど、この設定は初だと思う。ウィル・フェレル演じるホームズはもちろんというかコメディーだけに他作品のホームズに輪をかけて変人だけど、ジョン・C・ライリーのワトソンが新鮮なほど馬鹿でいい。ダブルボケというかホームズの奇行を制することもなく乗っかていくのでまともに話が進まない。これぞウィル・フェレルというか俺たちシリーズという感じ。
ホームズ関係の映画によくあるモリアーティ教授が出て来始めるとストーリーが暗くなっていくこともなく、個人的には第2弾も制作してほしいくらい。
それにしてもこの映画を酷評してる方はマジメなんだろうな。たぶんこの映画はクソ映画と評価する人が多いんだろうけど、しょうもないこういう映画らしい良さというものがあると思ってる。ステップブラザーズでも相性の良さを感じた二人のホームズ&ワトソンは至福の90分間を与えてくれた。話題にならないこういうB級映画が好物の自分としては、年に一作は「俺たちシリーズ」をリリースしてほしいと思っている。
- 監督
- イータン・コーエン
- 脚本
- イータン・コーエン
- 原作
- アーサー・コナン・ドイル(キャラクター創造)
- 製作
- ウィル・フェレル、アダム・マッケイ
- 出演
- ウィル・フェレル、ジョン・C・ライリー、レベッカ・ホール、スティーヴ・クーガン、レイフ・ファインズ
『俺たちホームズ&ワトソン』(原題:Holmes & Watson)は、2018年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画である。監督はイータン・コーエン、主演はウィル・フェレルとジョン・C・ライリーが務めた。
名探偵シャーロック・ホームズの元に「モリアーティ教授がヴィクトリア女王の暗殺を画策している」との一報が届いた。本作はホームズとワトソンがモリアーティの凶行を止めようと奮闘する様を、コメディタッチで描き出していく。
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ウィル・フェレル(Will Ferrell, 本名: John William Ferrell, 1967年7月16日 – )は、アメリカ合衆国の俳優・コメディアン・プロデューサー。
マイク・マイヤーズ主演の『オースティン・パワーズ』シリーズに登場するトルコ人暗殺者のムスタファ役や、数本の低予算コメディ映画を経て、主演作の『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(2003年)『俺たちニュースキャスター』(2004年)が同国内で大ヒット。アメリカでもっとも人気のあるコメディアンとなる。
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ジョン・クリストファー・ライリー(John Christopher Reilly, 1965年5月24日 – )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の俳優。
映画デビューは1989年の『カジュアリティーズ』で、以来脇役として多くの話題作に出演。特にポール・トーマス・アンダーソン監督作品の常連として知られている。
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